話題の映画「福福荘の福ちゃん」DVDが出ました。

7月3日DVD発売開始。

久々に映画館に足を運んでじっくり、くつろいで観た映画。ゆっくりとした時間の流れ。
自分のある時期に置いてきた忘れ物を探しに行ったような感覚。久々にいい気持にさせていただきました。

【賛否両論チェック】
賛:笑いの中にも、主人公がトラウマを克服していく姿がしっかりと描かれ、感動も味わえる。大島さんのオッサン役もステキ。
否:笑いが結構シュールなので、その辺の好き嫌いが分かれそう。下ネタもあり。

 さすが大島さん、オッサン役がとっても様になっていて、何の違和感もありません(笑)。勿論笑いの要素がふんだんに散りばめられたストーリーではある訳ですが、そんな中にも主人公達の人間模様が、しっかりと描かれています。自分の気持ちを弄ばれたことで、異性の好意を素直に信じられなくなっていた福ちゃんが、再び誰かと心を通わせられるようになっていく様子に、感情移入してしまうと思わず感動してしまいます。
 笑いのネタが結構シュールなものが多いので、その辺の好みは分かれるかとは思いますが、笑って泣けるステキなラブコメディに仕上がっています。

冒頭のタイトルが出た時点で、おぉ!!と心を鷲掴みされました。
大島親方の素晴らしい演技。荒川良々とのお節介だけど有難くもある男の友情(?!)に何度も何度もグッときました。

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過去のトラウマについては、僕も中三の時に似たような経験があったので笑える場面の中でもハッとさせられました。
劇場では笑いが絶えてませんでしたが、ああいう仕打ちは本当に自信を失くします。辛いですよ。
やった側は痛くも何ともなくって、そのうち忘れちゃうんだろうけど、だから「謝ってくれたほうが良いよ」って台詞は僕にとっては他人事じゃありませんでした。

さて、「全然大丈夫」以来のこの藤田監督作品。
いずれも不器用さを抱えた面々。でも喋る台詞には深さと含蓄がさりげなく詰め込まれ、濃厚なやり取りが重ねられていきます。

奇天烈な数々の小道具の存在感。
前作にあった本屋的空間は、親方の部屋から写真家のアトリエまで随所に健在。
お化け屋敷的な嗜好性は、凧上げへと転嫁し、痩身女性への憧れと恋愛のテーマ(木村佳乃➡︎水川あさみへ)もしっかり受け継がれておりました。
暗闇から開かれた世界へと心が解きほぐされていくメカニズムというかダイナミズムをこんな形で描くなんて、藤田監督にますます目が離せません!

1点だけ、カレー屋のやり過ぎ感(あそこまでドンパチやっちゃう?)くだりとラストをあれだけ明確なハッピーエンドにしちゃうのはちょっともったい無い気もしました。

しかし、素晴らしい作品なのは間違いありません!モテナイ男(?)ムービーよ永遠なれ!
世知辛い世の中で生きていくこと、他者との付き合い方、愛し方を深く学ばせてもらいました!!

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人気お笑いトリオ、森三中の大島美幸がアパートの人気者である坊主頭の中年男性に扮した人間ドラマ。女性恐怖症の主人公の前に、その原因となった初恋の女性が突然現れ、少しずつ日常が変化していくエピソードがつづられる。主人公の親友役を演じる荒川良々、演歌歌手の徳永ゆうき、古館寛治ら個性豊かなキャストが脇を固める。

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映画「福福荘の福ちゃん」感想まとめ!
http://matome.naver.jp/odai/2141553763733382801